鎌倉の紅茶専門店へ/ Visit to Black Tea Shop in Kamakura


■今回伺ったのは「ブンブン紅茶店」というユニークな名前の、鎌倉駅西口から、上り坂を15分ほど歩いた佐助稲荷神社や、銭洗弁財天へ向かう道沿いの、途中には素敵な花屋、カフェ、レストラン、パン屋や、洋菓子店を通り過ぎ、閑静な道の途中にある1977年創業、約40年の歴史を持つ老舗紅茶専門店セレクトショップとのこと)です。不定期に紅茶教室も行っているようです。店内は、落ち着いたアンティーク仕様の内観で、紅茶にまつわるアンティークの置物や商品と紅茶やケーキを楽しみながら読める、本や絵本が置かれていましたが、コロナのため、本類は直に手に取れませんでした。お店独自のブレンド紅茶も販売していて、オンライン販売もされています。現地で飲める紅茶の種類は、さすがに豊富で、特製ケーキも迷うくらい種類はありました。

 

私は、セイロン紅茶のひとつ、ディンブラを選んでみました。ディンブラとは、スリランカのディンブラ地区で栽培されていて、山や渓谷が広がる標高1100〜1600mに茶園と製茶工場が点在しているそうです。とても香り高く、爽快な渋み味とバランスが取れたお茶のイメージでしたが、茶葉の中では正当派なようです。私は、ミルクが得意でなく、ストレートで頂きました。またケーキは、レモンドリズルケーキ(Lemon Drizzle Cake)を選び、酸っぱいレモンと甘い砂糖がしっとりと沁み込んで、渋めのストレート紅茶に良く合いました。最近は、コーヒーを飲むことが多くて、紅茶から少し離れていましたが、今日は美味しい紅茶を頂いて、改めて美味しい紅茶も飲んでいきたいと思い、自宅用にダージリン茶葉と、手に入り難いケニア茶葉とを買ってみました。紅茶専門家が、選びぬいた茶葉を、時間と手間をかけ、紅茶を入れると美味しいはずですね。「美味しい紅茶の入れ方」の説明を頂きましたので、添付しておきます。

ディンブラとレモンドリズルケーキ/Dimbula & Lemon Drizzle Cake

 

また紅茶は、ウイルスから身を守る効果があるそうです。日本紅茶協会のホームぺージでも、インフルエンザウイルスに対する紅茶の抗ウイルス作用について、実際、実験を行われた、国立感染症研究所協力研究員で獣医師・医学博士の中山幹男先生の御話がありましたが紅茶ポリフェノールが良いそうです。こちらもリンクを貼っておきます。

https://www.tea-a.gr.jp/labo/topics/topics01.html

 

■今日は、紅茶の種類があまりにも多いことを改めて思い出したので、日本では一般的には、余り多様には飲まれてないようなので、紅茶の茶葉について、どのような特徴や違いがあるのか、少し調べてみました。

・世界三大銘茶として、紅茶は大きく三つに分けているようです。

1ダージリン

一つ目は、日本でも、ダージリンは有名ですが、インド北東部の高地、ダージリン地方で収穫されます。果物の様な香りが特徴で、紅茶のシャンパンとしても呼ばれるそうです。3月から11月の間に4回摘み取られ、雨季の時期のモンスーンフラッシュは品質が高くないため単体で流通することが余りなく、市場に目にするのは、乾季に収穫されるファースフラッシュ、セカンドフラッシュ、オータムナムだそうです。春収穫のものは、ファーストフラッシュは、最初に収穫される茶葉で、お茶は黄金色で、果実の様な香りと爽やかな風味は、ストレートがお薦めのようです。次が最も品質の高い茶葉が育つと夏収穫のセカンドフラッシュは、マスカットに似た甘さが特徴らしいです。秋収穫されるものは、セカンドよりも色も濃くなり味がしっかりしているのでミルクで飲むと美味しいようです。

 

2.ウバ

スリランカ南東部のウバの高地は、日中の高温と夜間の環境で、霧が発生し易い気候から、バラやスズランの花香(サロメチールとも言われる)の甘い刺激的なウバフレーバーが生み出され、特に珍しいため高値が付くそうです。爽快な渋み、特有の香気とコク、明るい真紅色の水色が特徴で、クオリティーシーズンは7~9月で、水色ゴールデンリングを味わうには、ストレートティーが勧められていますが、ミルクにも良く合うみたいです。

 

3. キーマン

キーマンは、とても高貴な味わいの銘柄と言われ、蜜に蘭の花の香りを隠したと言う独特な香りや甘みと柔らかいコクで深い真紅色をしているそうです。中国特有の品質区分で分けられ、超特級、特級、一級、二級、三級と分類されているとか。キーマンは、中国安徴省の西南部に位置し、1800m以上の黄山山脈と江西省の省境近くの産地で、温暖湿潤気候で豊富な雨量と雲霧の環境にあるそうです。以前は緑茶の生産だったみたいですが、19世紀後半に紅茶製造を初め、4月~7月に茶摘みが行われ、4月上旬に最高品質のものが採られるとの事です。

 

・アッサム

1823年にインド北東部に存在するアッサム地方に交易開拓しにきた英国人が野生の茶樹を発見し、チャノキの変種として登録され、アッサム地方で茶栽培が開始されたそうです。アッサム平原は、世界有数の雨量の多い地域だそうで、4~5月に摘み始められ11月までの期間にアッサム茶が作られるそうです。アッサムは4~5月に摘んだ茶葉を早摘みのファーストフラッシュと呼び、6~7月頃に摘んだ茶葉を最高の品質セカンドフラッシュと呼ぶようです。良いアッサム茶はパンチが効いた強いコクと濃い褐色が特徴で、ミルクティーに良く合い人気を得ています。

 

・セイロン 総称:スリランカ紅茶

紅茶の父と呼ばれるスコットランドのジェームス・テーラーが、1867年、古都キャンディのルーラコンデラで、アッサム種の栽培を始めたのが、セイロン茶の始まりだそうです。1年間を通じて茶摘みが可能で、山の高さにより紅茶の個性が違うようです。
標高の600mまでを、ロー・グローウン(低地産) ,600~1200mまでを、ミディアム・グローウン(中地産) 、1200~1800mまでを、ハイ・グローウン(高地産)として区別されています。ロー・グロウン(低地産)の紅茶は、濃厚な味を持ち、水色は深い赤色をしています。ブレンド用として用いられることが多く、ミルクティー用としても使われ、その代表的地方は、ルフナ地方だそうです。

 

ケニア/アフリカ 

ケニアの紅茶の生産量は、世界第3位だそうです。ケニア紅茶と呼ばれる紅茶は、基本的にアッサムの交配種らしく、ミルクティーが合っているようです。特にケニアは紅茶の栽培に恵まれた気候のため、年間通して、紅茶の生産が盛んだそうです。紅茶の色は鮮やで濃い紅色で。深いコクと渋みがあるのですが、とても飲みやすい紅茶のようです。優しくフレッシュな甘い香りはストレートでも ミルクティーでも好評で、ブレンド用に使われる事が多い茶葉のようです。

 

・ジャワ/インドネシア

インドネシア・ジャワ島生産のジャワティーのことで、すっきりとした味わいが魅力で、脂っぽい食事に勧められるようで、余り癖がなく、紅茶好きでなくても飲み易い味だということです。ジャワは戦前、インド、セイロンに次ぐ、第3番目の輸出国でしたが、戦時中に茶産業が荒廃し、オランダとの独立戦争で茶園の復興が遅れたようです。火山島であるジャワ島西部にある標高1,500m以上の高原に茶園が連なり、年間通じて収穫が行われ、乾期の5月~11月で品質が良くなるそうです。セイロンにも似た、くせのないすっきりした味が特徴で人気があります。

美味しい紅茶の入れ方/ Note of "how to make delicious tea"

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Today, I visited to a tea-select store called the unique name, “Bunbun Tea Room” where is located on a 15-minute uphill walk from the west exit of Kamakura Station There are nice café, restaurants, bakeries and flower shop on the way to the direction of Sasuke Inari Shrine and Zeniarai Benzaiten. The black tea specialty store (a select shop) with a history of about 40 years, founded in 1977 on a quiet road. It seems that tea classes are also held irregularly. The interior of the store has a calm antique interior, with antique figurines and products related to tea. The books and children’s books that we can read while enjoying tea and cake. The store also sells its own blended tea, which is also available by online. There are so many kinds of tea leaves that we can drink locally and there are some kinds of special cakes that we cannnot choose.

 

I chose Dimbula, one of the Ceylon black teas. Dimbula is cultivated in the Dimbula district of Sri Lanka, where tea plantations and tea factories are scattered at an altitude of 1100 to 1600m where mountains and valleys spread. I enjoyed with an image of a tea that was very fragrant and balanced with a refreshing astringent taste, but it seems to be the right one among tea leaves. I'm not good at milk, so I got straight tea. Regarding the cake, I chose the Lemon Drizzle Cake, which was moistened with sour lemon and sweet sugar and tasted well with astringent straight black tea. Recently, I've been drinking coffee a lot and I've been away from tea for a while, but today I had a delicious tea and I would like to drink delicious tea again. I bought some Darjeeling and Kenyan tea leaves. The tea leaves carefully selected by a tea expert should be delicious when brewed with black tea through a careful process. I got an explanation of "how to make delicious tea", therefore I attach it as follows.

 

Additionally, there was a sign in the shop, as it seems that black tea has the effect of protecting ourselves from various viruses. On the website of the Japan Tea Association, there is a story about the antiviral effect of black tea against influenza viruses by Dr. Mikio Nakayama, a collaborating researcher at the National Institute of Infectious Diseases as doctor of medicine. Nevertheless, it seems that tea polyphenols are good for health. Here the below, I'll put the link as well. Dr. Nakayama is a veterinarian and medical doctor, member of the Japan Tea Association and researcher at the National Institute of Infectious Diseases, who conducted an experiment on antiviral effects.

https://www.tea-a.gr.jp/labo/topics/topics01.html